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ブルーベリーの種類一覧!特徴・味・育てやすさまで徹底解説

ブルーベリーの種類一覧!特徴・味・育てやすさまで徹底解説

ブルーベリーと一口に言っても、その種類は多岐にわたります。甘さや酸味、果実の大きさ、育てやすさは品種ごとに異なり、選ぶ楽しさも魅力のひとつ。

本記事では、ブルーベリーを「ハイブッシュ系」「ラビットアイ系」「ローブッシュ系」に分類し、それぞれの特徴と代表的な品種を分かりやすく紹介します。

 

目次

 

ブルーベリーの種類一覧!特徴・味・育てやすさまで徹底解説


ブルーベリーにはどんな種類がある?基本的な分類から理解しよう

ブルーベリーは大きく分けて「ハイブッシュ系」「ラビットアイ系」「ローブッシュ系」の3つに分類されます。それぞれの系統には多くの品種が含まれており、日本国内でも地域や用途によってさまざまに利用されています。

 

ハイブッシュ系

ハイブッシュ系ブルーベリーは、アメリカ原産で、果実が比較的大きく、香りや風味の良さから生食用として高く評価されています。

さらに「ノーザンハイブッシュ」と「サザンハイブッシュ」の2つに分けられ、それぞれに適した気候条件があります。

ノーザンハイブッシュ系

ノーザンハイブッシュ系は、寒冷地向けに適応しており、冬季に一定期間の低温(休眠打破)が必要です。そのため、日本では北海道や東北など寒さの厳しい地域でも安定した収穫が見込めます。

代表的な品種には『ブルークロップ』『スパルタン』『ダロウ』などがあり、いずれも果実が大きく甘味と酸味のバランスが良いのが特徴です。

サザンハイブッシュ系

サザンハイブッシュ系はノーザンハイブッシュ系よりも暖地向きに改良された品種群で、関東以南の温暖な地域での栽培に適しています。

代表的な品種には『オニール』『シャープブルー』『ミスティ』などがあり、開花時期が早く、比較的コンパクトな樹形のため、家庭菜園や鉢植えにも向いています。

 

ラビットアイ系

ラビットアイ系ブルーベリーは、アメリカ南部原産であり、耐暑性が高く、温暖な気候に強いのが大きな特徴です。名前の由来は、熟す前の果実の色がウサギの目のように赤みを帯びることから来ています。

日本では、関東以西の地域で非常によく栽培されており、樹勢が強く育てやすいことから初心者にも人気があります。果実のサイズはハイブッシュ系よりやや小ぶりですが、糖度が高くて甘味が強く、ジャムや冷凍保存にも向いています。

代表的な品種には『ティフブルー』『ブライトウェル』『ホームベル』『パウダーブルー』『ウッダード』などがあり、いずれも収穫量が多く、比較的安定して育てやすい品種です。

また、開花・収穫の時期が遅いため、長期間にわたって果実を楽しめるのもラビットアイ系の魅力のひとつです。

 

ローブッシュ系

ローブッシュ系ブルーベリー(ワイルドブルーベリーとも呼ばれています)は、主に北アメリカ北部やカナダに自生する野生種の系統で、小型の低木に育ちます。

この系統は、果実が非常に小粒で、栽培向きというよりは自然に自生しているものを収穫・加工する用途が中心となっています。

小粒ながらも香りが豊かで、アントシアニンなどの機能性成分が豊富に含まれているのが特徴です。

主に冷凍ブルーベリーやジャム、ジュース、焼き菓子などの加工品に使用されることが多く、日本国内ではあまり見かけることがありません。

 

 

ノーザンハイブッシュ系ブルーベリーの主な種類一覧と特徴

ノーザンハイブッシュ系は、寒冷地に適したブルーベリーの代表的な系統です。果実のサイズが大きく、風味に優れた品種が多いため、生食用としても高い評価を得ています。特に東北地方や中部高原など、冬にしっかりと寒さが訪れる地域で安定した収穫が見込めます。

 

スパルタン

スパルタンは、ノーザンハイブッシュ系の中でも特に果実が大きく、見栄えに優れる品種です。熟期は比較的早く、6月中旬〜下旬にかけて収穫が始まります。

香りが良く、酸味と甘味のバランスが取れた味わいで、生食向けに非常に人気。ただし栽培にはやや気難しい面もあり、しっかりとした剪定と排水管理が必要です。

 

ブルークロップ

ブルークロップは、ノーザンハイブッシュ系の中で最も広く普及している代表品種です。果実の大きさは中〜大粒で、甘さと酸味のバランスがよく、風味豊か。

耐寒性・耐病性に優れており、樹勢も強いため、初心者でも育てやすい品種として定評があります。収穫期は中生(7月頃)です。


ブルーレイ

ブルーレイは、果実の品質と収穫量のバランスが非常に良く、プロ農家から家庭栽培まで幅広く支持されています。

果実はやや柔らかめで、食味に優れ、特にフレッシュな食感が楽しめます。樹形がコンパクトなため、限られたスペースでも栽培しやすいのも利点です。


ダロウ

ダロウは、非常に果実が大きいことで知られる品種で、一粒の直径が2cm以上に達することもあります。

濃厚な甘さとジューシーさを兼ね備えており、贈答用や観光農園でも人気があります。耐寒性は高いですが、果実が裂果しやすいため、水管理には注意が必要です。


ジャージー

ジャージーは収穫時期が遅く、8月まで実がなる晩生種です。糖度が高く、酸味は控えめで、甘味重視の人にとっては満足度が高い品種です。

樹勢が強くて栽培しやすく、家庭菜園でも扱いやすい一方で、やや果実が小ぶりな点が特徴です。

 

バークレイ

バークレーは、ブルークロップと並ぶ有名品種で、果実は大粒で風味も良好です。樹勢が強く、樹形がやや開張型で広がるため、庭植え向き。

比較的早くから結実するため、栽培初期から収穫を楽しみやすいのも魅力のひとつです。果皮はやや柔らかめで、食感重視の人におすすめです。


エリザベス

エリザベスは「ブルーベリーの女王」とも呼ばれる高級品種で、芳醇な香りと甘味の強さが特徴です。

収穫期はやや遅めで、果実は中〜大粒。手間はかかるものの、その味の良さから観光農園や高級市場向けに栽培されることが多く、味重視の方におすすめです。


コリンズ

コリンズは、6月中旬〜下旬に収穫できる早生種で、甘味が強く、酸味は控えめなマイルドな味わいです。

果実は中粒で、摘み取りやすいことから観光農園などでも使われています。樹形はやや立ち性で、コンパクトに仕立てやすいため家庭菜園にも適しています。


アーリーブルー

アーリーブルーは、その名のとおり最も早い時期(6月上旬〜)に収穫できる品種のひとつです。

果実はやや小ぶりですが、しっかりとした甘さがあり、出荷時期の先取りを狙う生産者からの需要も高いです。耐寒性は良好で、寒冷地での家庭栽培にも適しています。


チャンドラー

チャンドラーは、「世界最大級のブルーベリー」として有名で、一粒10g近くになることもあります。風味も良く、ジューシーで甘さも強いため、生食用として非常に人気です。

収穫期は中晩生で、7月下旬〜8月にかけてゆっくりと収穫できます。ただし、樹勢がやや弱く、管理にはある程度の知識が求められます。

 

 

サザンハイブッシュ系ブルーベリーの主な種類一覧と特徴

サザンハイブッシュ系ブルーベリーは、ノーザンハイブッシュ系の品質とラビットアイ系の耐暑性をあわせ持ったハイブリッド系統。比較的暖かい地域(関東南部以西)での栽培に適しており、樹高が低くコンパクトなので鉢植え栽培にも人気があります。


オニール

オニールはサザンハイブッシュ系の代表格で、甘みが非常に強く、ジューシーで爽やかな風味が特徴です。果実は中〜大粒で、見た目も美しく、収穫は5月中旬からと早生種に分類されます。

樹勢が強く育てやすいことから、初心者にも人気があります。暖地でも栽培しやすく、生食用として根強いファンを持つ品種です。

 

サミット

サミットは果皮が薄く、みずみずしく柔らかい果実が魅力の品種です。甘さがしっかりしており、酸味は穏やかで優しい味わいが楽しめます。

やや乾燥にも強く、比較的育てやすい中早生種。実付きも良好で、家庭菜園にも適したバランスの良いブルーベリーです。


ミスティー

ミスティーは華やかなアロマと濃厚な味わいを兼ね備えた品種で、中粒ながら存在感のある果実。収穫量も多く、摘み取り園では人気の安定株です。

ただ、花芽が非常に多く気まぐれな収量変動が起こりがちで、剪定や管理にやや気を遣う点があるため、やや上級者向けとも言えます。


シャープブルー

シャープブルーは早生大実種で、収穫は6月上旬から。果実は甘味が強く、作りやすさも兼ね備えた安定型品種で、温暖地での栽培に適します。

裂果しにくく、花付き・実付きともによく、初心者にも扱いやすい。安定して高品質な果実が得られるため、家庭菜園での定番として信頼されています。


ジュエル

ジュエルは大粒で艶やかな果実が特徴の中生種。甘みがしっかりとしており、酸味はほぼなく、生食にぴったりな味わいで評価が高いです。

比較的耐暑性があり、果実の品質も安定。摘み取り園でも栽培されるほどに丈夫で家庭栽培でも育てやすい人気品種です。


サンシャインブルー

サンシャインブルーはコンパクトな樹形で、鉢植えやベランダ栽培に最適な品種。中粒の香り高い果実は、甘酸っぱくバランスの良い味わいで人気があります。

半常緑で見た目にも美しく、手入れも比較的不要。温暖地でも育ちやすく、観賞価値と実用性を兼ね備えた品種です。


ガルフコースト

ガルフコーストは果皮が薄くて口当たりが良く、甘みの強い果実が楽しめる品種。極早生ですが、成熟が梅雨時期と重なるため裂果リスクがあり、やや難しい面もあります。

樹勢そのものは強く大粒果が得られるものの、雨対策や水管理に工夫が必要。試し植え向きの品種です。


エメラルド

エメラルドは大粒で厚い果肉が魅力、甘味が豊かで食べ応えのある品種。6月を中心に早めの収穫ができ、家庭用・商業用に適しています。

樹勢が強く育てやすく、安定収量を期待できる中生種。温暖地でも栽培しやすく、初心者にもおすすめの定番です。


スター

スターは美しい形の果実とバランスのとれた甘酸味で人気がある早生種。収穫は6月上旬からで、見た目と味の両方が優れています。

裂果リスクはあるものの、美味しさと育てやすさが高評価。温暖地でも比較的安定して収穫できる扱いやすい品種です。


ピンクレモネード

ピンク色の鮮やかな果実が特徴的で、甘酸っぱい代表格のような味わいです。レモネードのようなさわやかな酸味の後に甘味が続く独特の美味しさを持ちます。

樹勢が強く育てやすいものの、収穫量が年によって大きくバラつき、実付きの悪い年は数粒しか結実しないことがあります。

 

 

ラビットアイ系ブルーベリーの主な種類一覧と特徴

ラビットアイ系のブルーベリーは、耐暑性・耐乾性が高く、関東以南の温暖地に非常に適した系統です。比較的育てやすく、樹勢が強くて果実の収量が安定し、家庭菜園や観光農園でも人気。7月中旬からの収穫で、甘味と酸味のバランスが良い種類が多く、食味と育てやすさを両立しています。


ティフブルー

ティフブルーは1955年発表のクラシック品種で、完熟すると果肉が締まり大粒かつ香り高く糖度も抜群。酸味は控えめで、生食にぴったりの高品質な果実です。

樹勢が非常に強く、病害虫にも強いため、初心者でも育てやすいのは大きな魅力。収穫量も安定し、夏に育てるラビットアイの標準品種として信頼されています。


ブライトウェル

ブライトウェルは収穫が7月上旬〜下旬と早めで、完熟すると極上の甘さに変化します。瑞々しくマイルドな食感で、酸味が非常に少なく子どもにも人気です。

樹高さが低く摘み取りやすく、樹勢も旺盛で育てやすいのも魅力。病害虫に強く、裂果耐性もあり、観光農園や家庭栽培で定番の優等生です。


パウダーブルー

パウダーブルーは名前の通り、白っぽいブルームに包まれた果実が特徴の美麗な品種。食味はやや淡泊ながら爽やかな甘さで、収穫期には見た目の美しさも楽しめます。

裂果にやや弱い一面もありますが、果実が落ちにくく、収穫期間が長く続くのが魅力。樹勢は強健で、晩生ラビットアイの中でも育てやすさに優れています。


プレミア

プレミアは大粒でしっかりとした果実をつけ、酸味が少なく強い甘みが特徴。果皮も薄くて食べやすく、冷凍保存や加工にも向いています。

収穫は比較的早く、7月上旬から中旬。樹勢があり、病気にも強いため、初心者でも安定して育てやすいラビットアイ系の早生品種です。


クライマックス

クライマックスは、ラビットアイ系の中でも特に早生で、収穫は7月上旬から始まります。酸味が控えめで甘みが強く、しっかりとした果肉で食感も良好です。

ただし開花時期と収穫時期のズレが大きく、受粉樹の選定には注意が必要。環境により収量が安定しづらい一面もありますが、味の良さから人気の品種です。


デライト

デライトは、ブルーベリーらしい風味がしっかり残る上品な甘酸っぱさが魅力。果実はやや小ぶりながら濃厚で、生食でも加工でも美味しく楽しめます。

樹勢はやや穏やかで、剪定管理がしやすく家庭栽培向け。暑さにも強く、育てやすい中晩生品種として家庭菜園で重宝されています。


バルドウィン

バルドウィンは晩生で収穫時期が長く、8月下旬まで楽しめるラビットアイ系の代表格。果実は中粒で甘味があり、冷凍耐性にも優れています。

果実がポロポロ落ちにくいため収穫適期を逃しづらく、家庭用にも適しています。夏の終わりまで収穫したい人におすすめの品種です。


オースチン

果実が大きく、甘味と酸味のバランスがとれた上品な味わいが特徴。完熟すると香りもよく、食味の良さで人気を集めています。

樹勢が強く、剪定後の成長も早いため管理は比較的容易。やや裂果しやすい点には注意が必要ですが、収穫量も多く、育てがいのある中生品種です。


アリスブルー

アリスブルーは果実が中粒で、香り高く甘酸っぱさが心地よい家庭向けの品種。ブルーベリーらしい風味を楽しみたい方におすすめです。

樹高があまり高くならず、鉢植え栽培にも適しています。極端な暑さにも比較的耐性があり、育てやすい中生〜晩生種です。


ウッダード

ウッダードはやや小ぶりながらしっかりとした果実をつける、収量の多いラビットアイ系品種。甘味が強く酸味は穏やかで、摘みたてはとてもジューシーです。

耐暑性と耐病性に優れており、初心者でも育てやすいのが魅力。7月中旬頃から収穫が始まり、安定した成果が期待できます。


参考

愛知県岡崎市の観光ならブルーベリーファームおかざき

トップページ - 果樹苗木の生産・販売 株式会社吉岡国光園(苗木屋)

ブルーベリー狩りならブルーベリーファクトリー岐阜

 

 

種類ごとの特徴を知ることでブルーベリーをより楽しめる

ブルーベリーは系統によって、適した栽培地域や味わい、果実のサイズが異なります。品種の特徴を知ることで、より自分好みのブルーベリーに出会えるはずです。購入や栽培の参考に、ぜひ品種選びを楽しんでみてください!

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