
ブルーベリーの保存方法(冷蔵/冷凍)は?長持ちさせるコツや日持ちの目安も解説
ブルーベリーは、暑い時期である6~8月に多く出回っている果物です。適切な方法で保存しなければすぐに傷んでしまうため、そのデリケートさゆえに、スーパーではなかなか見かけないかもしれません。
この記事では、そんな生のブルーベリーの保存方法を詳しく解説します。
保存のコツ・注意点1つで保存期間や鮮度に大きな影響が出ます。ぜひ参考にしていただき、フレッシュなブルーベリーをお楽しみください。
目次
- ブルーベリーの保存方法(冷蔵/冷凍)は?長持ちさせるコツや日持ちの目安も解説
- 冷蔵庫(野菜室)でのブルーベリーの保存方法
- 傷んだ粒を選別して取り除く
- 水気を取る
- ポリ袋や保存容器に入れる
- 冷蔵庫の野菜室で保存する
- 冷凍庫でのブルーベリーの保存方法
- 傷んだ粒を選別して取り除く
- 洗わないまま冷やす
- 冷凍庫で急速冷凍する
- ブルーベリーの保存方法と賞味期限(日持ち)
- ブルーベリーの保存方法に関するよくある質問
- ブルーベリーを保存するにはどうしたらいいですか?
- ブルーベリーは腐るとどうなりますか?
- まとめ
ブルーベリーの保存方法(冷蔵/冷凍)は?長持ちさせるコツや日持ちの目安も解説
冷蔵庫(野菜室)でのブルーベリーの保存方法
冷蔵庫(野菜室)でのブルーベリーの保存方法を紹介します。
傷んだ粒を選別して取り除く
ブルーベリーを保存する前に、以下のような「傷んだ粒」がないか確認し、ある場合は取り除きましょう。
-
カビ(綿毛状のもの)が生えている
-
実が潰れている
-
皮が破れている
-
汁が付いている
-
柔らかくぶよぶよしている
もし上記のような傷んだ粒を取り除かずに保存すると、健康で鮮度の良いブルーベリーの劣化を促進してしまうおそれがあります。購入や収穫後、すぐに選別するのがおすすめです。
なお、ブルーベリーの粒が全体的に白っぽく見えるのは、通常、ブルームと呼ばれる白い粉が原因です。ブルームは乾燥を防ぐ自然なものであり、カビや農薬ではありません。
水気を取る
パックの内部に水滴が付いていたり、ブルーベリーの表面に水滴が付いていたりする場合は、キッチンペーパーで優しく拭き取ってください。
水分はカビ(微生物)や細菌などの繁殖に必要な要素であり、水分が付着したままだとブルーベリーが傷んでしまうためです。
また、表面に付着した水分によりブルーベリーの皮の弾力やハリが失われ、破れやすくなってしまいます。
ポリ袋や保存容器に入れる
選別し、水気を取ったブルーベリーは、キッチンペーパーで包み、ポリ袋や保存容器に入れましょう。この際、ブルーベリーを傷めないよう優しく丁寧に取り扱うことが大切です。
冷蔵庫の野菜室で保存する
最後に、ブルーベリーを冷蔵庫の野菜室に入れます。冷蔵庫のドアの開閉による温度変化などの影響を受けにくくするため、できる限り奥の方に入れることもポイントです。
野菜室ならブルーベリーに直接冷気が当たらないため、乾燥を抑えて潤いを維持できます。ただし、すでに野菜室に野菜が多い場合は高湿になりやすい点に注意してください。
冷凍庫でのブルーベリーの保存方法
冷蔵では1週間程度しか日持ちしませんが、冷凍なら半年以上の保存ができます。冷凍庫でのブルーベリーの保存方法を解説します。
傷んだ粒を選別して取り除く
冷蔵庫(野菜室)での保存方法と同様、冷凍保存でも傷んだ粒を選別することが重要です。当然ですが、冷凍保存したからといって、傷んだブルーベリーの鮮度が回復するわけではありません。
洗わないまま冷やす
ブルーベリーを冷蔵庫で保存する際は、「洗わずに冷やす」のが基本です。水分が付いたままだと、カビの原因になったり、表面の白い粉(ブルーム)が取れて劣化が早まる恐れがあります。
-
パックから出し、傷んだ実を取り除く
-
キッチンペーパーを敷いたタッパーなどに移す
-
蓋は密閉せず、少し通気性をもたせる
ブルームを残したまま保存することで、水分の蒸発や菌の繁殖を防ぎ、鮮度をより長く保つことができます。
冷凍庫で急速冷凍する
急速に冷凍するため、熱伝導率の高い金属製のトレーがあると理想的です。ある場合は、ブルーベリーを一粒ずつ重ならないようにトレーに広げてください。
トレーがない場合は、冷凍用保存袋(フリーザーバッグ)などに入れても問題ありません。袋の場合、できるだけ空気を抜いてジッパーを閉めてください。
冷蔵庫と同様、開閉による温度変化などの影響を避けるため、できる限り奥の方に入れると良いでしょう。
ブルーベリーの保存方法と賞味期限(日持ち)
ブルーベリーの保存方法(冷蔵/冷凍)と賞味期限(日持ち)の関係を、目安として以下の表にまとめました。
保存方法 |
賞味期限 |
冷蔵保存(野菜室) |
約1週間~10日 |
冷凍保存 |
約6ヶ月 |
※上記は一般的な情報を提供するものであり、弊社が販売するブルーベリー商品の味や風味などの品質を個別に保証するものではありません。
したがって、1週間以内に召し上がる予定があるなら冷蔵保存、2週間など1週間を超えて長期保存する場合は冷凍保存にすると良いでしょう。
なお、ブルーベリーは常温保存には適していません。品種や保存温度などさまざまな条件にもよりますが、常温の場合、ブルーベリーが持つのは長くとも3日が目安です。
また、冷凍保存し、解凍したブルーベリーは遅くとも翌日までにお召し上がりください。もし解凍時に利用しないことが分かっている場合、その分は手早く冷凍庫に戻しましょう。
ブルーベリーは時間を置くと柔らかく・甘くなるバナナのような果実ではありません。ブルーベリーの美味しさを楽しむなら、なるべく早めがおすすめです。
ブルーベリーの保存方法に関するよくある質問
ブルーベリーの保存方法に関するよくある質問について、お答えします。
ブルーベリーを保存するにはどうしたらいいですか?
1週間以内に食べるなら冷蔵保存、1週間を超える場合は冷凍保存がおすすめです。生のブルーベリーの美味しさを保つためには、傷んだ粒を選別し、洗わずに保存することがポイントです。
ブルーベリーは腐るとどうなりますか?
ブルーベリーが腐ると、以下のような変化が現れます。
-
白い綿のようなカビが表面に見える
-
潰れて汁が漏れ出てしまっている
-
皮が溶けたようにシワシワになっている
明らかにカビが発生しているものや、触ってみてヌメヌメしているものは、廃棄してください。また、周りの粒に影響がないか確認することも大切です。
まとめ
ブルーベリーの保存方法は、大きく分けて以下の2種類です。
保存方法 |
賞味期限 |
冷蔵保存(野菜室) |
約1週間~10日 |
冷凍保存 |
約6ヶ月 |
生のブルーベリーを保存する際は、ぜひこの記事で紹介した内容を実践して、ブルーベリーの美味しさを長持ちさせてくださいね。